ニナ・リッチのレールデュタン

私のお気に入り ニナ・リッチの L’air du Temps

L'air du temps

私の好きな香りは、自然からのお恵みである精油ばかりではありません。もう何十年も愛用している香りがあります。それは、ニナ・リッチの L’air du Temps。初めてこのボトルを手にしたのは、今は亡き叔父からの海外旅行のお土産でした。その頃の私は香水などには興味がなく、しばらく箱にはいったまま部屋に飾られていました。そのうち周りの友達がオーデコロン、オードトワレ、香水などを話題にするようになり、そういえば、と思い出して箱から出してみたら、とてもおしゃれなボトルが現れたのでした。シュッと手首にふきかけてみると・・・私の想像していたようなキツイ、いかにも「香水ふりかけました」というような香りではなく、優しいフローラルな控えめな香り。なのにとても存在感のある香り。それ以来、このニナ・リッチの L’air du Temps が私の定番となりました。偶然、これをお友達におみやげでいただいた時には本当に嬉しくて歓声をあげたくらいです。

時を超えて

フランス語で L’air du Temps (レールデュタン)とは、英語では Air of the time でしょうか? 時の流れ、とでも言いましょうか。ボトルのキャップには平和の象徴である二羽のハトのオブジェ(ラリックのデザインなんだとか)ちょっとレトロな感じも気に入っています。もう何年、私はこの香りを身にまとっているでしょうか。時々他の有名ブランドの香水をいただいたり、自分でも購入したりしましたが、最終的にはここに戻ってきています。本当にこれこそ「時を超えて、時の流れ」を感じる逸品と言えると思います。

レールデュタン事件

ところが、このレールデュタンに、ある事件があったことをご存知でしょうか?日本で、この「レールデュタン」が香水ではなく「化粧用具、身飾品、頭飾品、かばん類、袋物」についての商標として登録されてしまったのです。もちろん、ニナ・リッチとは全く無関係の者でしたので、最高裁で争われることになりました。結果、ニナ・リッチが勝って、他者の商標は認められない、ということになったのだそうです。一時期、店頭にL’air du Tempsを見なくなったことがありましたが、この事件の頃だったのかどうなのか、今となっては記憶が定かではないのですが、いずれにしても永遠のヒット作であることは、間違いのないことでしょう。

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