ヤマアラシのジレンマから身近な人との関係を考える

あなたと重要な他者との関係は?

きょうだい

相談室にいらっしゃるクライアントさんには、夫婦、親子、きょうだい、恋人など身近で大切な位置にいる人(重要な他者)との関係に悩んでいる人が少なくありません。

夫婦や恋人は元々は他人ですが、親子やきょうだいとなりますと、血のつながりがあり、幼少期からの様々な関係性そして消えない記憶などが複雑に絡まり、血縁であるからこその憎悪となり、たいへん悪化した深刻なケースとなることも珍しくはありません。

ではなぜ、血のつながった家族とそんなに関係性が悪化してしまうのでしょうか。

親子・きょうだいとの関係を見てみると・・・

子どもの頃は自分の親を客観的に見ることはできません。 親は絶対的な存在として子どもの前に立ちはだかっています。

ところが自我が芽生えてくる頃、そして友人関係が広がってくる頃、他人の家の親と自分の親を比較してみたり、「ひとりの人間として」親を見ることができてきます。

すると、自分自身と親との関係も客観的に見るようになりますし、不満も出てきますし反発もするでしょう。

家族

また、きょうだいとの関係を考えてみますと、たとえば親と子の関係もきょうだいが複数いればそれぞれ違う関係性ができあがっている場合があります。

そうなると、親と自分との関係性とは違う関係性を築いている自分のきょうだいに対して、様々な感情が生まれてきます。

それが、ネガティブな感情だった場合、そのきょうだいとの関係もネガティブになることが多いのですね。

そして、他人とは違い血のつながりがある相手に対してはお互いに遠慮なくモノを言ったり感情をぶつけたりをしがちです。

するとネガティブな感情をもつ相手とは、ますます心の距離が広がってしまうのです。

ヤマアラシのジレンマとは

ヤマアラシのジレンマ

19世紀ドイツの哲学者、アルトゥル・ショーペンハウアーが生み出した寓話「ヤマアラシのジレンマ」とは・・・

寒さに震えたヤマアラシの群れで、ヤマアラシがお互いに身体を温め合おうと近づきあったところ、 無数のトゲをもつ彼らは近づけば近づくほどお互いを傷つけ合ってしまう。

とはいえ、離れると寒くてたまらない。そしてそのままでは凍死してしまうでしょう。

そこでヤマアラシはあれこれ近づいたり離れたりの試行錯誤を繰り返した末に、お互いを傷付けずに温め合うことができる「距離」を見つけることができた。

というお話です。

近づきたいけど近づき過ぎると傷つけ、離れてしまうと関係性を維持できない。

そんなジレンマを解決するには「ちょうど良い距離」を求めてそれを維持するのが良い、というわけです。

スープの冷めない距離

スープの冷めない距離 という関係とも言えるでしょう。

これは物理的な距離のことを指すだけではないようですね。

あなたがもし、身近な人との関係性で悩んでいるのであれば、お互いの「距離」を見直してみると良いかもしれませんね。

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