母ロスとグリーフケア

4月に母を亡くし、「母ロス」なる言葉があることを知りました。

これまでも、〇〇ロスという言葉は様々ありました。

2年ほど前は、福山雅治さんが突然に結婚を発表され、「福山ロス」なる言葉が世の中を騒がせましたね。

私がこれまでに経験したのは「PETロス」です。

頭の中で、PETは自分よりも早くこの世を去ることはわかっていても、感情がそれを受け容れられず、大きな喪失感や悲しみにくれた月日を過ごしたことを思い出します。

母親も自分より先に逝くことはわかっていても、現実となるとそう簡単には受け容れられないものなのです。

母ロスとは?

グリーフケア

母ロスとは、母親を失い、その喪失感にさいなまれることです。

これは、母親と良い関係だった人だけが陥るものではありません。

母親と確執があったり、怒りや恨みを持ったまま母親と死に別れた人にも、母ロスは襲ってきます。後悔もあるでしょうし、罪悪感もあるでしょう。

良い関係だった人は、自分を置いて逝ってしまった母親に対して怒りや恨みをもつこともあるようです。

グリーフケア

このように、身近な人との死別によって人は様々な感情の狭間で揺れ動きます。悲嘆にくれる人もいれば、悲しむことを後回しにして表面上は平静を保ちながらも、心の中は圧し潰されそうな深い悲しみを抱えたり、空虚感にさいなまれたり、身体に不調(不眠や食欲不振、疲労感など)を抱え、ストレスを訴える人もいます。

このような悲嘆にくれた人たちに寄り添い、支援することをグリーフケアと言います。

グリーフケアを専門に行っている人(カウンセラーなど)もいますが、身近な家族や友人がグリーフケアをしてあげられると良いと思います。

心に寄り添うこと

グリーフケア
亡くなった人の話をしたりその悲しみを訴えると、「いつまでも悲しんでいると死んだ人が浮かばれないよ。」などと言う人がいますが、これでは心に寄り添ったとはとても言えません。

「そうだね、寂しいね。」「悲しい時は思い切り泣いてもいいのよ。」と、そのかたの思いを受け容れて話を聞いてあげましょう。

グリーフワーク(喪の作業)

悲嘆から立ち直るためには、グリーフワーク(喪の作業)を行うことがとても大切です。

自分の感情に蓋をすることなく、きちんと向き合って悲しみや怒り、その他の感情を表出させます。泣きたいときには泣き、故人と会話をしながら自分の心を整理していきます。

そして、周囲に助けを求め、一人で引きこもらないことです。話を聞いてほしい、そばにいてほしい。それは家族でもお友だちでもよいですし、専門家の助けを借りても良いでしょう。

それから、故人のことについて思い出しながら、故人について考え、語り、受容していきます。

傷ついた心

 

私の場合は、母にしてもらったこと、母から受けた心の傷、母にしてあげたこと、母を傷つけたこと、そして、ターミナル期に母と交わした会話、母の息を引き取る間際の様子などを思い出し、涙したり、あれにはどんな意味があったのだろうかと、再考したりしました。

葬儀という儀式

さて、生前に母が望んでいたような葬儀(無宗教・家族葬・1日葬)をしてあげたことが、私の最後の親孝行でしょうか。そう考えると、葬儀というのは単なる儀式ではなく、故人と遺族の想いを集結して故人の人生を終結する、人生最後の一大イベントでもあると思います。

母ロスは何年も続くとも言われています。また、母親を失った時の年齢が若いほど、喪失感が大きく、立ち直るまでに時間がかかります。

しかし、故人の身体はこの世から無くなったとしても、存在自体がなくなったわけではありません。心の中にいつもいてくれ、共に生きていると思うのです。

 

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